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割り箸について
「割り箸は不要な木材で作られているから、いくら使ってもいい」と世間では誤解されています。みなさんはいかがでしょうか?
先日、商談中にお客様からたいへん興味深いお話をお聞きしました――。
『科学者であり、オーケストラ指揮者でもあった高木さんは、25年前までM社に勤務されていました。
当時、自分の箸、いわゆる“マイ箸”を使っていた高木さんは、本社総務課長と食事をされたとき「国土の65%を森林が占める日本の割り箸のほとんどが、途上国からのもの。
それも大半が、国土の20%しか森林がない中国産」という話をされたそうです。
その後、M社の本社食堂がマル箸(洗い箸)に変わりました。
本社が変れば全社が変り、今では社員20万人がマル箸を使っているといいます。
ここでざっと計算してみてください。
1日20万膳×1年の出勤日200日=年200万トン、標準木(直径15センチ長さ8メートル)に換算して、毎年4000本の木が守られていることになります。
本当によく勉強されていて驚かされました。
事実、林野庁のデータでは、20年前には約60%が国内の間伐材で作られていましたが、年々減少。
現在では95%が輸入で、その8割が中国からとなっています。
私も正直、「割り箸は無駄では?」と漠然と思っていましたが、具体的な数字を示されるとゾッとします。
いったい、年間に何本の木が割り箸となっているのか? そして外国からはどう思われているのか?
このお話を聞き、自分ができることは微々たるものでも、少しづつでも努力していこうとあらためて感じさせられました。
ありがとうございます。